第2章 開発環境設定

それぞれのOSにおけるMySQLのインストール方法は以下のとおりです。

Windows

※XAMPPをインストールしているのであれば、それを利用しても問題ありません

  1. MySQLの公式ウェブサイトからMySQL Installerをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックして実行します。
  3. セットアップタイプの選択画面で「Developer Default」を選択し、"Next"をクリックします。
  4. インストールボタンをクリックします。
  5. インストールが完了したら「Next」をクリックし、設定ウィザードを開始します。
  6. 設定ウィザードでは、必要に応じて各設定を行います。パスワードの設定、ネットワーク設定、サービスの設定などが含まれます。
  7. 全ての設定が終了したら「Finish」をクリックします。


Mac

※MAMPPをインストールしているのであれば、それを利用しても問題ありません

  1. MySQLの公式ウェブサイトからMac OS X向けのDMG Archiveファイルをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックして開き、pkgファイルをダブルクリックしてインストーラを起動します。
  3. インストーラの指示に従ってインストールを進めます。ライセンス条項の承認、インストール先の選択などが行われます。
  4. インストールが完了したら、システム設定の「MySQL」パネルからMySQLサーバーを起動できます。


Ubuntu

ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。

sudo apt-get update
sudo apt-get install mysql-server

インストールが完了したら、以下のコマンドを実行してセキュリティ設定を行います。

sudo mysql_secure_installation

これにより、rootユーザーのパスワード設定、匿名ユーザーの削除、リモートからのrootログインの禁止、テストデータベースの削除などが行われます。

すべての設定が終了したら、以下のコマンドでMySQLサーバーを起動します。

sudo service mysql start


CentOS

ターミナルを開き、次のコマンドを実行してMySQLのリポジトリを追加します。

sudo yum localinstall https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm

リポジトリを追加したら、次のコマンドでMySQLをインストールします。

sudo yum install mysql-community-server

インストールが完了したら、次のコマンドでMySQLを起動します。

sudo systemctl start mysqld


Fedora

ターミナルを開き、次のコマンドを実行してMySQLのリポジトリを追加します。

sudo dnf localinstall https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-fc32-2.noarch.rpm

リポジトリを追加したら、次のコマンドでMySQLをインストールします。

sudo dnf install mysql-community-server

インストールが完了したら、次のコマンドでMySQLを起動します。

sudo systemctl start mysqld


オンラインでMySQLを実行する

MySQLを実行できるいくつかの開発環境が存在します。ここでは、そのいくつかを紹介します:

SQLFiddle

SQLFiddleは、ブラウザ上でSQLクエリを実行するためのシンプルなツールで、複数のDBMS(MySQLを含む)をサポートしています。独自のテーブルを作成し、クエリをテストすることができます。

Mode Analytics

Mode Analyticsは、SQLクエリを書き、実行し、データ分析を行うためのオンラインツールです。自身のデータベースに接続するか、公開されている共有データベースを使用することができます。

上記のツールを使用すると、ローカルの開発環境をセットアップすることなく、ブラウザ上で直接SQLを実行することが可能です。ただし、大量のデータや敏感な情報を扱う場合は、セキュリティやパフォーマンスの観点から、ローカルやプライベートなクラウド環境でのデータベースの使用を検討してみてください。