第2章 開発環境設定
それぞれのOSにおけるMySQLのインストール方法は以下のとおりです。
Windows
※XAMPPをインストールしているのであれば、それを利用しても問題ありません
- MySQLの公式ウェブサイトからMySQL Installerをダウンロードします。
- ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックして実行します。
- セットアップタイプの選択画面で「Developer Default」を選択し、"Next"をクリックします。
- インストールボタンをクリックします。
- インストールが完了したら「Next」をクリックし、設定ウィザードを開始します。
- 設定ウィザードでは、必要に応じて各設定を行います。パスワードの設定、ネットワーク設定、サービスの設定などが含まれます。
- 全ての設定が終了したら「Finish」をクリックします。
Mac
※MAMPPをインストールしているのであれば、それを利用しても問題ありません
- MySQLの公式ウェブサイトからMac OS X向けのDMG Archiveファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックして開き、pkgファイルをダブルクリックしてインストーラを起動します。
- インストーラの指示に従ってインストールを進めます。ライセンス条項の承認、インストール先の選択などが行われます。
- インストールが完了したら、システム設定の「MySQL」パネルからMySQLサーバーを起動できます。
Ubuntu
ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。
sudo apt-get update
sudo apt-get install mysql-server
インストールが完了したら、以下のコマンドを実行してセキュリティ設定を行います。
sudo mysql_secure_installation
これにより、rootユーザーのパスワード設定、匿名ユーザーの削除、リモートからのrootログインの禁止、テストデータベースの削除などが行われます。
すべての設定が終了したら、以下のコマンドでMySQLサーバーを起動します。
sudo service mysql start
CentOS
ターミナルを開き、次のコマンドを実行してMySQLのリポジトリを追加します。
sudo yum localinstall https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm
リポジトリを追加したら、次のコマンドでMySQLをインストールします。
sudo yum install mysql-community-server
インストールが完了したら、次のコマンドでMySQLを起動します。
sudo systemctl start mysqld
Fedora
ターミナルを開き、次のコマンドを実行してMySQLのリポジトリを追加します。
sudo dnf localinstall https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-fc32-2.noarch.rpm
リポジトリを追加したら、次のコマンドでMySQLをインストールします。
sudo dnf install mysql-community-server
インストールが完了したら、次のコマンドでMySQLを起動します。
sudo systemctl start mysqld
オンラインでMySQLを実行する
MySQLを実行できるいくつかの開発環境が存在します。ここでは、そのいくつかを紹介します:
SQLFiddle
SQLFiddleは、ブラウザ上でSQLクエリを実行するためのシンプルなツールで、複数のDBMS(MySQLを含む)をサポートしています。独自のテーブルを作成し、クエリをテストすることができます。
Mode Analytics
Mode Analyticsは、SQLクエリを書き、実行し、データ分析を行うためのオンラインツールです。自身のデータベースに接続するか、公開されている共有データベースを使用することができます。
上記のツールを使用すると、ローカルの開発環境をセットアップすることなく、ブラウザ上で直接SQLを実行することが可能です。ただし、大量のデータや敏感な情報を扱う場合は、セキュリティやパフォーマンスの観点から、ローカルやプライベートなクラウド環境でのデータベースの使用を検討してみてください。